●空港の成長に的確に対応できるターミナルビル
この旅客ターミナルビルの基本コンセプトは「小さく産んで大きく育てる」。つまり航空機や空港の急激な変化、また需要の増加に柔軟に対応できる旅客施設のゾーニング計画を採用しています。「エココラム(組柱)」で構成した「大スパンモジュール構造」は、空調・電気などの諸設備をエココラム内に集約し省スペース化を実現ビルの拡張性も容易にしています。
●自然環境との共生を追求した施設づくり
様々な先進テクノロジーを駆使し、エネルギー消費の低減、二酸化炭素発生量の抑制、さらにエコマテリアルの採用、自然光や雨水の利用などの環境対策を積極的に行います。地球環境にやさしいエコターミナルビルを推進します。
●明解な動線が、ユニバーサルデザインと
確実なセキュリティ対策を実現
カーブサイドからエアサイドに至る明解な動線、海も眺望できる見通しのよさ、シンプルでわかりやすい施設配置によって、誰にとっても分かりやすく使いやすいユニバーサルデザインを徹底追求します。特に、出発・到着を階層で分離したレイアウトは、確実なセキュリティ対策にも効果的です。
●地域アイデンティティを表現するデザイン
旅客ターミナルビルのフォルムは、北九州の山並、躍動感ある海のシルエット、そしてお祭りの山車がモチーフです。地域性にあふれ、地域住民の誇りともなるゲートウェイデザインです。
●エントランスホールは、地域情報発信の場にも
吹き抜けの開放的なエントランスホールは、イベント広場として一体で構成しています。そこは、地域の「まつり」や地域企業の商品展示など各種イベントに利用できるフリーな空間。いわば、北九州のショールーム的な存在です。 |